本当に役に立つ「失敗学」

 すでに予防策や解決策があるのに、不勉強が原因で失敗する無知。過去の失敗をデータベース化して、予防・解決策のチェックリストを作っておくと良いかも。失敗しないために、面倒な作業を厭わない気持ちが必要。

上司が購入した本が、オフィスの書棚にあるのですが、文庫化されていたので、自分専用に買いました。失敗学そのものは、製造、建築、土木はもちろん、サービス業にも応用が効く「本当に役に立つ」考え方だと思いますが、概念と実例、言葉と定義、記述と図式の間に飛び越えにくい隔たりを感じ、水平展開しにくい印象をもちました。また、「やはり失敗をシステムで回避するのは難しく、全体を俯瞰することができ、失敗を認めることを恐れないリーダーが必要なのではないか」と思わせる部分もあり、ボトムアップで実行しにくい感じがするのも残念です。

課題を解決しようと新しい方法のチャレンジすると「未知」という壁に行く手を阻まれることがあります。それは、既に先人が試していて、問題があったため採用を見送った方法なのかもしれません。どんな方法にも少なからずトレードオフの関係にある要因があります。解決しなければならない課題に最も適した方策を見つけ出すことが必要なのです。

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