豊かさの精神病理

CATEGORY: 01.心理学
DATE: 02/12/2011 09:41:59 AM


豊かさの精神病理 (岩波新書) 豊かさの精神病理 (岩波新書)
本文より・・・自分をその心身両面にわたってモノ化する《モノ語り》の人びとは、自分自身をプラグマティック(実利的)にコントロールする可能性を持っているので、“自信”に満ち、ネアカです。

 人びとが、“自信”を失うのは、その可能性を生かせない時です。人々は「自分への投資」つまり、“自己実現”や“健康維持”に欠かせないモノの購入を惜しみません、あとは実行する“意志”の問題だけです。“意思”はまだモノ化されていません。それ故、自分の“意志”に“自信”をもつことのできる人は少ないのです。・・・
――
 この本の主役は「《モノ語り》の人びと」です。「《モノ語り》の人びと」の中には、根深い劣等感を持つひがみ根性がとても強い人たちがいます。彼らは人の好意を素直に受け入れることができません。人に親切にされると、自分が劣っていると言われているような気さえするのです。
この本を読んで感じたことは、私自身にも「《モノ語り》の人びと」的な部分があるということです。自分自身に自信が持てなくて、その結果として、根深い劣等感がある。それを補うために、ある特定のモノに執着し、モノを持ち、モノが持つ背景・物語りを語れるようになることで、自信を保とうとしていることです。
流石に資金的な問題もあって、ものへの執着は治まってきましたが、その代わりに頭をもたげてきたのが知識に対する欲求です。私の本好きは、「《モノ語り》の人びと」の物語りが第二章に突入したことに対する警鐘かもしれません。
いずれにしても、冷静に自分を見つめ、「《モノ語り》の人びと」からの脱却を目標にしたいと思います。
価格:¥ 840(税込)発売日:1990-06-20

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