考える技術・書く技術

CATEGORY: 03.生涯勉強
DATE: 04/24/2011 12:39:09 PM


考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327) 考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)
価格:¥ 777(税込)発売日:1973-08-31
 学習の意味の「ならう(習)」「まなぶ(学)」という言葉は、それぞれ「馴れる」、つまり「集団の規範に合致する」、「まねぶ(真似)」すなわち「集団の古いメンバーの真似をする」から来たもので、規範からはずれた考えや行動を奨励する意味合いに乏しいものである。
したがって、それまで人の考えなかった新しいことを生み出すためには、多かれ少なかれ、この引力を吹っき切る力を要する(P123)。
発想の問題でも、ダメではないか、自分にはできないのではないか、という否定的な自己暗示が、もっとも邪魔になる(P128)
 「誠実さ」ということが、書く人に対する評価にもなり、その仕事に対する評価にもなる(P198 )。
だいたい、どの道でも99.9%は他人の考えたもので、1人の人間の独創にかかるものは、ごくわずかなものに過ぎない。公私の別をはっきりさせれば0.01%くらいが私のものである。そして、その0.01%だけでも立派な仕事であり、その人の功績である。したがって、99.9%を他人の仕事にたよることは、他人のふんどしを借りることであっても恥ずかしいことではない。それをはっきり示さないことの方が、ずっと恥ずかしいことである(P201)。
――
 タイトルは、考える技術・書く技術ですが、前述のように、著者は、書く人の心構えについても言及されています。
 集団は、規範からはずれた考えや行動を嫌います。本来なら新しいことを生み出さなければならない会社などの組織でも、規範からはずれた考えや行動を嫌う場合があります。当然のことながら、そのような組織は、政治・経済・社会・技術の変化に対応できず、守っていたものを失い、それに代わる新しいものも生み出せない状況に陥るのです。
 新しいことを生み出さなければならないと言っても必ずしも0から始める必要はありません。0から始めていたのでは、逆に独創的なことを生み出すことはできないでしょう。むしろ先人が考えたものを習い、学び、馴れ、真似をした99.9%の上に、規範にとらわれない0.01%の独創を加えることが効率の良い方法だと思います。

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