私たちがものを書くのは、まだ知らないことを知るためです

DATE: 05/01/2011 07:46:07 PM


 「サンデルの政治哲学」と「態度が悪くてすみません」を比較すると面白い。

「サンデルの政治哲学」は、小林教授がサンデル教授の著作を解説することによって、政治哲学・公共哲学そのものを解説しようとしているのに対し、「態度が悪くてすみません」の著者である内田樹先生は、「何が悲しくて『自分がもうしっていること』を印字するのに手間ひまかける人間がおりましょう。」「私たちがものを書くのは、『もう分かっていること』を出力するためではなく、『まだ知らないこと』を知るためです。」と言いきっています。

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 確かに、内田先生が仰るように、もう分かっていることを書こうとしても、筆が進むうちに(実際には、キーボードで入力しているわけですが)書こうと思っていたことではなく、書いているうちに浮かんできた想念を書いてしまっていることは、よくあることです。
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 この本は、内田樹先生が「注文を受けて書いた原稿」を収録したものだそうです。
世の中に与えるインパクトの性質は違いますが、内田樹先生は、私たちに、マイケル・サンデル教授に勝るとも劣らない恵みをもたらしてくださる方だと思っています。
この本が、内田樹先生のベストというわけではありませんが、ご興味がある方は、自分の好みに合いそうなものから芋づる式に読まれることをおすすめします。

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