下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉

CATEGORY: 05.思想
DATE: 11/07/2010 12:48:27 PM


下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)
著者:内田 樹
販売元:講談社
発売日:2009-07-15
おすすめ度:4.0

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 著者の_内田樹先生は、神戸女学院大学文学部教授。このブログでも、先生はえらい、ためらいの倫理学などを紹介してきました。

私が_内田先生の著書を読むようになったのは、まだサイクリングを始める前に遡る。高くなってしまった血圧を下げるために江戸サイをウォーキングしていた頃。その日は、たまたまラジオを持って出かけていた。大竹まことさんのラジオ番組で、先生の「先生はえらい」を紹介していたのです。この偶然の重なりによって、私は先生の著書に出会いました。

この本も凄い本です。日本の子供たちの学力低下は、ゆとり教育のせいにされているようだが、先生は、この問題の違う切り口を見せてくれる。

学びの場で、学ぶことに対して、教師に「先生、これは何の役にたつんですか?」と聞く子供たち・・・何の役に立つか知らなければ、自分にとって有益な情報でなければ、学ぶことを拒否する子供たち・・・内田先生は「起源的な意味での学びというのは、自分が何を学んでいるかを知らず、それが何の価値や意味や有用性をもつものであるかも言えないところから始まるものなのです。

学びのプロセスに投じられた子どもは、すでに習い始めている。すでに学びの中に巻き込まれていしまっているのでなければならないのです。学び始めたときと、学んでいる途中と、学び終わったときでは学びの主体そのものが別の人間である、というのが学びのプロセスにに身を投じた主体の運命なのです」と書いています。

この考え方は、養老孟司先生が仰っていることにも相通じることであると思います。つまり、学んだことが何の役にたつかなんてことは、学ぶ主体が変わる(成長して視点が広がる)のだから想定できないわけだし、現時点の視点でこれから学ぶことを評価するなんてことは非常にナンセンスだということだと思います。

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