じぶん・この不思議な存在

DATE: 04/13/2010 09:53:31 PM

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書) じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)
価格:¥ 735(税込)
発売日:1996-07-19
鷲田清一

電車通勤に変更してから、ほぼ毎日のように「おおたかの森SC」内にある「紀伊国屋書店」に寄って帰ります。「本との出会い」それは、まるで恋人との出会いのように偶然の重なり合いだと思います。
今回は「じぶん・この不思議な存在」です。自分には、ちょっと難しいです。
「ちょっとだけ精神分析に興味がある」程度では、容易に理解できません。
著者の「鷲田清一先生」は、ある程度、思考をめぐらし、回答を求めて彷徨っているレベルの読者に対して書かれているような気がします。多くの著者がそうであるように、書いてゆくことがご自身の思考を纏める作業と平行しているように感じます。

『パスカルのパンセ断章323』を引用し「人は決して人そのものを愛すのではなく、その性質だけを愛しているのである。~中略~人はだれをもその借り物の性質ゆえにしか愛さないからである。」この理屈からすれば私たちがあるひとを「やさしい」から好きだったり「明るいから」好きだったりするのも、結局はその人を愛しているのではなく、そのひとの借り物の性質ゆえに愛しているということになる。と論じている部分には考えさせられます。

「そのひとの性質が、その人そのものじゃないか!」という反論もあるかもしれませんが、仕事で特別養護老人ホームなどに行く機会が多い私にとって、良い性質の多くを失ってしまわれた高齢者が、本来の人格的な魅力を発揮できないでいる姿を見ていると、納得してしまう部分が多々あります。
私たちが、健やかに暮らしていくために、一人でも多くのひとに生きる勇気を与えられるような立派な存在になるために、絶対、読んでおきたい一冊です。

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